梅村長幸、考え中。

蛇の瞳に恋してる

チップに賭けた男たち

熊本をはじめ、九州の被災地において現在大変な現状が伝えられている。現地が落ち着き、地の皆様が安心な暮らしを再開できるよう強く祈りたい。

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モノづくり日本の象徴であった半導体事業。なにがどのようにすごかったのか、その記録が11の例をあげて記録されている。

 

チップに賭けた男たち

チップに賭けた男たち

 

 

最近、日本を称賛する番組が増えているという。海外との技術力やおもてなしの対応との差を比較し、ほめたたえるものだ。この内容には逆に日本の現状における「劣等感」の裏返しともいわれている。

この本も発行されたのが1998年で、バブルもはじけて久しく、主に日本産業の誇りであったモノづくりの分野を中心として、元気がなくなってしまったときである。 この当時もおそらくそうした背景でだされた本なのだと思う。

 

この本でかかれている各項目で述べられているパターンがほぼ決まっていて、アメリカで発見された革新的な技術テクノロジーが、日本にわたり技術を製品化できるモノに磨き上げて販売、大ヒットをさせ恩恵をもたらすのが日本企業というストーリーだ。

 

このお得意のルーティンが使えなくなってしまったのは日本技術の衰退というわけではないだろう。ただ、最先端の技術開発が半導体がメインでなくなってしまい、その新しい技術開発の場のながれについていけなくなってしまったのだと考えさせられた。

 

引き続き新しい流れに乗るためにはベンチャー企業の発展が必要不可欠だが、残念ながら日本の社会風土にそれを育て上げる土壌がない。現時点で世界に名をはせるベンチャーはアメリカからとなってしまった。

この本の出版からもうすぐ20年たとうとしてる。あきらめず、再度、世界へ挑戦できるベンチャー企業を育て上げるための対策対応を考え続けなくてはいけないかと思う。