Rhymester Live 公開リハーサル・ゲネプロにいってきた話
10月5日に行われたRhymester Liveのゲネプロに行ってきました。いやー最高だったのですが、どうまとめたもんかと考えているうちに週末に入り、記憶が定かなうちに書きはじめてます。考えが全然まとまってねぇw
Rhymester
Rhymesterとは2MC(宇多丸/Mummy-D)と1DJ(DJ Jin)からなる日本のヒップホップグループで日本のHIPHOPシーンの創世記をささえてきたグループなのです。
Rhymesterの公開リハーサルライブ
で、そのRhymesterのツアー名は、「KING OF STAGE」といい、今回のライブは「KING OF STAGE VOL. 13 ダンサブル Release Tour 2017」の公開リハーサルとなっています。
9月6日に発売されたアルバム「ダンサブル」のリリースLiveツアーを始めるのですが、Rhymesterはここ最近「公開リハーサル・ゲネプロ」というのを最初に行っています。通常のライブチケットより安くして客を入れてリハーサルを見てもらい、そのフィードバックをもって本番のツアーをブラシュアップさせるという試み。
リハーサルといっても、本番さながらのセットでもちろん楽曲も本番と同じクオリティで行われます。一部、映像が間に合ってなかったり、予定のEvent (a.k.a 余興) をスキップしていたようですが内容的には本番とそん色ないQualityで行われます。
感想箇条書き
セットリストやサプライズの内容はネタバレになってしまうので抑えながら箇条書き。
- もちろん今回は新作アルバム・ダンサブルがメインでの構成。今回のアルバムはタイトル通りにノリやすく非常に自分好みでうれしい。
- 始まる前のクラブチッタ松井さんの始まりの言葉。「リハーサルであるため、一部演出、映像が間に合っておりません。ご容赦ください。また2人のリリック等も間に合っておりません。」のエクスキューズに爆笑。
- しょっぱなの3曲はマジあがる。たまらない。
- 新作曲から「テーマつながり」で旧作曲の流れが一つあったが最高だった。昔のライブでいうとアルバムPOP LIFEツアーでの「敗者復活戦」からの「Born to Lose」のような。歴史のあるRhymesterの旧名(迷)曲がフックされるととても気持ちいい。
- 旧作のつなぎで盛り上がる「鉄板」ネタも健在。上がりまくる流れにひと工夫加えてまじヤヴぁい。
- J-HIPHOP リスペクトのカバー曲が登場。そんな昔の曲とは思えないほどやばすぎのカバーだった。全然新曲としてもいける。
- さらに昔のJ曲のカバーもリクエストに登場。J-PopではなくJ歌謡曲の域。さすがの私もカバーしきれないほど古いw なぜそのチョイスw かっこよいんだけどそのチョイスに至った理由がききたいくらいぶっ飛んだ方向(笑) かっこよかったけど。そのあとのMCでハモリを披露する三人のおっさんHIPHOPレジェンドw
- MCは相変わらず面白い。2MCの掛け合いが最高すぎる。個人的には「俺の緩さは半端ないよー」とお決まりのフロウで観客に語りかけるDさんに大笑いしてしまった。
- 通常チケット5500円で、公開リハは3000円。宇多丸「2500円分を差し引いてパフォーマンスしますから。そうしないと割が合わないから!」。Mummy-D「それか2500円分、みなさんにはイヤーな思いをしてもらいます。」
- Mummy-Dさんが髪切ったあと初めてみたけど、似合ってた。マネしたいけど似合わないだろうな。
- 休憩の合間の偽CMはまだ間に合わず過去の迷作選でした。いいね。ひどいね。
- 舞台セットもアルバムのイメージにとてもあっていると思います。
すべてが終わって、クラブチッタの松井さんが「いつも出待ちをしていただいている方がいらっしゃいますが、今日はこのあと深夜までここでミーティングをする予定なのでお控えいただきますようお願いいたします。」楽しく愉快にパフォーマンスるようにみせて、きっちり反省会をその日のうちにおこないまじめにブラシュアップを練っているようです。レジェンドになっても決して手を緩めぬ姿勢にリスペクトで、好きなものを仕事にしている人たちはこうした地道な積み重ねをおこなっているんだと思い知らされました。
お台場にも行く予定なので、「本番」も楽しみにしています。