思考ノイズ

無い知恵を絞りだす。無理はしない。

失格旅人という言葉を知った話

headlines.yahoo.co.jp

このネタに関してちょっと前に経験した話。 台湾支社、台湾人の仕事仲間が休みに家族で北海道のオートキャンプ場を回るツアーを計画していて、お願いされて予約を手伝ってあげたことがあった。とある北海道のキャンプ場に予約の電話をした際に、「利用者は台湾人で日本語が話せない(英語はOK)」と伝えたとたん問答無用に拒否られた。そのおっちゃん曰く、「以前、台湾からの客を受け入れてトラブったことがあり、言葉も通じず困った」とのことだ。

その台湾人はそんな場所で迷惑をかける人では決してないことは自信もって言えるのだが、そのおっちゃんは知らないことだし、面倒の種を事前に回避したいとうことだろう。それこそインバウンド観光産業を盛り上げていかない北海道の観光地なのに、こうしたところのカバーがまだまだできていないことが感じ取れた。そのキャンプ場の規模はわからないが、中国語しゃべれる人材一人雇うのも大変かもしれない。。。*1

私も大バカ者で、今考えれば適当な嘘をつくべきだったが、そのまま台湾人に伝えてしまった。やはりショックを受けてしまい、「わたしは「失格旅人」ではない。」(英語のやり取りにこの漢字が混ざっていた)とコメントした。

気になってこの言葉を調べた。ニュアンスだけだがおそらく、台湾人内で特に日本旅行などでマナーを守らない旅行客のことをこういうようだ(間違っていたらすいません)。こうした同国の人を叱責する言葉ができるぐらい台湾では旅行でのマナーを気にし、よい旅人でありたいという人が多いということだろう。そんな人たちの意をくむ意味でもなんとかお互いがハッピーになれるような策があってほしいものだと強く感じる。

*1:ちなみに、ほかのキャンプ場では同じ条件ですんなり受け入れてくれた。英語を話せるスタッフもいないようだったが、全然Welcomeな雰囲気を出してくれた。当然だが、受け入れるかはキャンプ場による。